代表挨拶
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代表の井上峻太郎。木桶の材料として使われた杉
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約30年前、1歳の頃に父・祖父と一緒に植林。
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私たちはこの西川林業地域(埼玉県飯能市)で江戸時代から代々林業を営んできました。
森づくりは一世代だけでできることではありません。今、木楽里の木製品に使われる木は、私の祖父が、曾祖父が、さらにそれ以上前の先祖たちが植え、育て、脈々と引き継がれてきてここにあります。一方、今自分が植えて手入れをした苦労は、何世代も後にようやく日の目を見るという、何とも気が遠くなるような時間スケールの仕事です。 -
私のように山を(林家を)引き継ぐ身だと、このような木を介して何世代もの人々が繋がっていくという実感を強く持ちます。だから木を扱う時は、ここまで50年100年と刻んできた年輪、そしてこれまでこの木を育ててきた先人たちの想いを、何とか今ここで形にしてあげたいと思うのが人情です。
それはもちろん、一歩間違えれば非常に生産者都合で消費者のニーズを無視した商品を生み出しかねないことは重々承知しています。
でも、私たちだからこそ気がつく森林や木の魅力、活かし方はやはりあると言いたい。 -
何代にも渡って山仕事をしているからこそ分かること、この木が生きてきたストーリーはこう伝えたい、この木目の美しさはこうすれば引き出せる、といった林家である私たちならではの視点から見た木の魅力を、普段なかなか森や木に触れる機会が限られている方々にも味わっていただきたい。
私たちは、木楽里だからこそできる木の価値を最大限に引き出すものづくり・森林サービスを通じて、先人たちが木に託した想いが報われるように、そして次の世代にも山の恵みと人の営みを継承していけるように、日々森にかよい木と向き合っていきます。
有限会社創林 代表
井上峻太郎
代表紹介
井上峻太郎
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経歴
1993年生まれ。埼玉県飯能市の西川林業地域で江戸時代から続く林家の後継者。大学卒業後、岐阜県立森林文化アカデミーで林業を専攻。製材所直営の林業部門で森林、原木管理に携わった後、家業を継ぐために飯能に戻る。
2024年、有限会社創林の代表を父から引き継ぐ。